シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、ビタミン剤やサプリの摂取が増加、昨年は4百億円

社会

2018年1月30日

シンガポール、ビタミン剤やサプリの摂取が増加、昨年は4百億円

シンガポールにおいてビタミン剤、栄養補助食品の摂取が増えている。栄養バランスをとる手っ取り早い方法としてますます受け入れられているようで、昨年の市場規模は3億7,440万米ドル(約412億円)と、前年より3,000万米ドル(約32億5,744万円)増えた。

 

調査を行ったユーロモニターによると、多くのシンガポール人は運動が足りず、栄誉的にバランスの取れていない食事を好む。このため不足している栄養を補おうと、ビタミン剤やサプリに手を出すという。

 

トムソン・ウエルス・クリニック@ノビーナのデレク・コー医師は「(カフェイン含有飲料など)興奮的飲料は短期的に気分を高揚させることがあるが、長期摂取は耐性ができるため、同じ効果を得るためには摂取量を増やす必要が生じる」と警鐘を鳴らした。

 

薬局チェーンによると、人気のビタミン剤、サプリはプロバイオティクス商品や、心臓、脳によいとされる魚油、コレステロール値を下げるとされる補酵素のコエンザイムQ10。

 

ガーディアン・ヘルス・アンド・ビューティー幹部のサラ・ボイド氏によれば、働く成人は免疫を強める、あるいは活力を増すサプリ、高齢者はひざ関節によいとされるグルコサミンを購入するケースが多い。脳や免疫系を強めるサプリを購入するのは子を持つ親だ。

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