シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、不動産のELがシングテル所有地を取得、ホテルを建設...

経済

2018年2月22日

シンガポール、不動産のELがシングテル所有地を取得、ホテルを建設へ

不動産開発のELデベロップメントはシンガポール・テレコム(シングテル)からヒル・ストリートの土地2区画を推定1億1,500万~1億2千万Sドル(約93億6,950万~97億7,687万円)で購入する。土地には交換局ビルとオフィス用ビルがあり、ELは跡地でホテルを建設する。

 

 土地のうち1区画は国からの借地権が36年しか残っていない。ELは、99年に延長するための税と、土地用途変更のための税で当局に1億3千万Sドル(約105億9,160万円)を納める。この結果、開発後の床面積(1平方フィート)当たり取得価格は1,830Sドル(約15万円)になる。

 

 都市再開発庁(URA)は1年前、シングテルに172室のホテル建設許可を出している。この場合、客室面積は平均で1室520平方フィート(48平方メートル)になるが、ELは客室数を増やす可能性もある。

 

 ELは工業不動産、住宅建設の実績があるが、ホテル建設は初めて。シンガポールで新たに完成したホテル客室は昨年の2,918室に対し、今年から2020年までは2,400室と少なく、ホテルの資産価値は上昇が予想されている。

 

 取得する2区画のうち1区画は借地年が999年で、シングテルはこのうち99年間の権利を譲渡し、99年が経過した後は権利を回復する。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、不動産のELがシングテル所有地を取得、ホテルを建設...