2018年4月5日
シンガポール、固定金利の住宅ローンの需要が増加、金利上昇受け
金利が上昇傾向にあることへの理解が広まっており、銀行によると、固定金利の住宅ローンを取り入れる人が増加している。大華銀行(UOB)によると、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げが予想される中、シンガポールの金利も上昇すると予想されるためだ。
固定金利の住宅ローンの金利は変動金利のローンより0.2ポイント高い。UOBでは、2年間固定金利のローンの利率は年1.85%で、3年物は同1.95%。2年固定金利のローンを選ぶ客が多い。
銀行最大手DBSでも固定金利ローンでは2年固定物に人気が集まっている。3年物に関心を持つ客も増えているが、3年間の利率固定にちゅうちょする傾向がみられることから、3年目の返済に柔軟性を持たせた商品も提供している。最初の2年間の金利が1.85%で、3年目は1.88%とするが、その時の金利が1.88%以上であれば客は1.88%のまま継続でき、もし金利が下がっていれば、客は金利の低い商品に変更できる。
UOBによれば、FRBは下半期に2回、追加利上げに踏み切る見通しだ。