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経済

2018年4月27日

シンガポール配車サービス市場に3社が参入へ、独禁法抵触審査に影響

配車サービス市場に少なくとも3社が参入する。大手グラブによる米系ウーバーの東南アジア業務買収が独占につながる可能性があるため、シンガポール競争・消費者委員会(CCCS)は競争法に抵触しないかの審査を行っているが、3社の参入は審査の考慮要素になる。

 

参入を表明したのはカープールのライド、MVLおよびインドのジャグノー。ライドは個人ハイヤーサービスを5月2日から開始する。利用者が運転手を指名できるサービスを提供する。運転手に課す手数料は10%とグラブの20%より低くする。

 

MVLはブロックチェーン(分散型ネットワーク)技術を利用する。運転手から手数料は取らず、プラットフォーム運営費としてわずかばかりの取引料を徴収する。運行データをレンタカー会社や保険会社に売り収入を確保する。

 

ジャグノーは3輪タクシーの配車サービスをインドで提供している。予約に対し複数の運転手が料金を提示し、客は安い料金を選択できるシステムで、シンガポールでは5月1日に営業を開始する。

 

マレーシアのダクシー(DACSEE)は来年第2四半期のシンガポール参入を計画している。インドネシアのオートバイ配車サービス、ゴー・ジェックもシンガポール進出を計画しているようだ。

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