2018年6月25日
シンガポール、医師による遠隔診療、薬局の一角を利用
薬局経営のユニティー・ファーマシーは、患者が医師の遠隔診療を受けられる、店舗の一角を利用したサービスを開始した。アイドク(iDoc)との名称のサービスで、医師は診断を行い、薬を処方する。診断料は15Sドル(約1,200円)。
このサービスが利用できるのは、タンピネス・ワンとトムソン・プラザの店舗で、遠隔での診断は不可能と医師が判断した場合、診断料はかからず、医師は患者に、診療所や病院へ行くよう勧める。
保健省は遠隔医療に積極的で、免許制を導入する考えだ。現在、法制化の準備を進めている。
薬局チェーンのガーディアンも、客と薬剤師を遠隔で結ぶ無料サービスを提供しているが、医師と薬局の提携はアイドクが初めて。
アイドクは遠隔診療が可能な病気、病状の調査を行い、ぜんそくなど慢性病患者や、せき・インフルエンザ、および避妊薬など治療が急を要しない患者が適していることを発見した。救急患者には対応しない。