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経済

2018年6月27日

チャンギ・エアポート・グループ参加の連合体、福岡空港を運営

チャンギ国際空港を運営する政府系チャンギ・エアポート・グループ(CAG)が参加する日本の企業連合が、福岡空港の運営業者に選定され、6月26日、国土交通省と基本協定を締結した。

 

同省は福岡空港を民営化するため、運営委託先を決める入札を実施し、同連合体が優先交渉権を得ていた。

 

連合体の中核企業は福岡エアポートホールディングス(HD)で、ほかの参加企業は西日本鉄道、三菱商事、九州電力。CAGは国際部門子会社のチャンギ・エアポート・インターナショナルを通じ参加している。

 

CAGはシンガポール国営投資会社が100%出資する企業。ロシア、ブラジル、インドでも空港を運営するなど空港運営、また国際線を就航させるノウハウが豊富で、連合体はこの能力を取り込む。

 

連合体の名称は福岡エアポートHDグループ。事業期間は30年で、延長を含め最長35年。連合体構成員が出資して設ける特別目的会社が運営に当たる。

 

福岡空港は年間2,000万人余りの旅客が利用する、日本で4番目に大きい空港。東アジア、東南アジアに近い点を優位点として活用する。

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