2018年7月25日
シンガポール、南米諸国関税同盟との自由貿易協定、交渉を開始
シンガポールと南米諸国関税同盟のメルコスールは自由貿易協定(FTA)交渉を開始した。メルコスールは、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイが参加する南米南部共同市場。人口2億6,000万人余りで、国内総生産(GDP)が計2兆5,000億米ドル(約278兆円)の市場。
メキシコのプエルト・バジャルタで開催の太平洋同盟サミットでシンガポールのチー・ホンタット閣外上級相(通産担当)およびメルコスール加盟国の副外相が発表した。
チー上級相は「FTAが締結されれば2地域間の貿易が促進され、シンガポール企業がメルコスール市場で事業機会を模索する際の障壁が低くなる」と表明した。
東南アジアへの参入に関心があるメルコスールの企業はシンガポールを踏み台にすることができるという。
メルコスール加盟国からは94社がシンガポールに拠点を設けている。メルコスールには68社がシンガポールから進出している。
メルコスール加盟国に進出しているシンガポール企業は、サービスアパートのアスコット、チャンギ・エアポート・インターナショナル、SMRT、サニングデール・テク。