2018年10月3日
シンガポールの来年の賃上げ率は4%の予想、アジア太平洋は5.9%
コンサルティングの米ウイリス・タワーズワトソンの調査によると、アジア太平洋地域の企業の来年の賃上げ率は5.9%が予想される。シンガポールの来年の賃上げ率予想は今年の上げ幅と同じ4%。
アジア太平洋地域の賃上げ率は2017年が5.6%、18年が5.7%とわずかながら上昇した。上昇は4年ぶり。
調査には17カ国・地域の3,769社が回答した。来年の賃上げ率予想が高いのは、インド(10%)、ベトナム(9%)中国(6.9%)、フィリピン(6%)など。日本は2.5%の予想だ。
シンガポールで今年、賃上げ率が最も低かったのは銀行で3.4%。最も高かったのは薬品・健康科学産業で4.1%。
域内平均で、今年の報奨金は基本給の1.5カ月分。シンガポールで報奨金の割合が高かったのは銀行および薬品・健康科学で、基本給の2.2カ月分だった。
域内平均でも薬品、健康科学産業の賃上げ率はほかの産業部門より0.2ポイント高かった。