2018年11月7日
ビジネス環境ランキング、シンガポールは2位を維持
世界銀行が発表した、起業のしやすさなどビジネス環境ランキングで、シンガポールは3年連続で2位にランクされた。1位はニュージーランド。
調査対象は190カ国・地域で、シンガポール以外でアジアから上位10位に入ったのは、4位の香港と5位の韓国。3位はデンマークだった。6~10位は、ジョージア(グルジア)、ノルウェー、米国、英国、マケドニア。
シンガポールの評価は85.24で、昨年の84.97より改善した。改善点は、会社印章の廃止と包括的任意仲裁法の導入で、起業、契約執行がしやすくなったという。
低評価だった項目は、破産解決、融資獲得、国境貿易の3つで、国境貿易では法令順守費用が比較的高いとの評価だった。
全体で、128カ国・地域で314件の改善・改革があったと認定された。最も改善した10カ国の1つが中国で、順位は46位に30余り上昇した。建設許可取得手続きの簡素化、北京、上海における電力へのアクセス改善が評価された。
マレーシアも15位に9つ、順位を上げた。日本は39位だった。