2018年12月5日
資産家の生活費の高さ、シンガポールはアジア2位
アジアにおける資産家の生活費の高さでシンガポールは昨年の3位から2位にランクを上げた。商品価格では、婦人物の方が紳士物より値が張ることが分かった。
スイスのプライベートバンク、ジュリアスベアがアジア11都市の、資産家が消費すると考えられる商品、サービスの価格を昨年7月から1年かけ調べ、比較した。投資可能資産が100万米ドル以上の資産家の生活費を調べた。
最も生活費が高いのは上海で、昨年1位の香港は3位に後退した。以下は、東京、台北、ソウル、バンコク、ムンバイ、マニラ、ジャカルタで、最も安いのはクアラルンプール。
項目別で、乗用車価格でアジア1位はシンガポール。各種税と新車購入権が高額なためだ。ミシュラン2つ星のレストランでの食事も最も高い。ピアノ、宝飾品は比較的安い。
上海は、入院費、腕時計、婦人物ハンドバッグ、ワイン、宝飾品、スキンクリーム価格がアジアで最も高い。
2010年以降、中国でのぜいたく品の消費は世界全体の約3分の1を占めており、中国の存在感が高まっている。中国におけるぜいたく品消費のうち半分は女性によるもので、経営幹部になる女性の数も増加しているという。