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経済

2018年12月10日

シンガポール政府主導の配送品受け取りロッカーシステム、試験運用を開始

情報通信・メディア開発庁(IMDA)の主導になる、宅配貨物をHDB公営団地に設置されたロッカーで受け取る試験サービスが12月7日、北東部のポンゴルとブキパンジャンで開始された。「ロッカー・アライアンス」の名称で1年間、試験運用する。

 

開始式典でターマン副首相は「受取人は自宅で待つ必要がなく、いつでもロッカーで荷物を引き取ることができる」と述べた。ロッカー設置場所は62カ所。

 

ほかに、西部のブキパンジャン、チャイニーズ・ガーデン、レークサイド、ブーン・レーの各MRT駅と、ポンゴル、センカン、ブアンコク、ホーガンの各駅にもロッカーが設置されている。

 

ロッカー・アライアンスに加盟しているのは、ロッカー運営業者のシンガポール・ポスト、ブルーや、オンライン店舗のラザダ、Qoo10(キューテン)、淘宝(タオバオ)など15者。

 

ロッカー・アライアンスの特徴はプラットフォームに相互操作性があること。ロッカーは異なる業者が所有しており、それぞれ異なるコンピューターシステムを採用しているが、この制約をロッカー・アライアンスは取り外し、効率を改善する。

 

IMDAによると、ロッカー・アライアンスの制度が全国で採用されれば、運送業者はトラック運転距離を50%減らせ、1日に配送できる貨物も5倍になるという。

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