2018年12月21日
HSBC、イスラム保険から撤退
【クアラルンプール】
香港上海銀行(HSBC)子会社のHSBCインシュアランス(アジアパシフィック)ホールディングスは、合弁のイスラム式保険会社HSBCアマナ・タカフル(マレーシア)に対する持ち株49%を、FWDライフ・インシュアランスに売却すると発表した。既に財務大臣の許可を得ているという。
HSBCバンク・マレーシアのスチュアート・ミルン最高経営責任者は「イスラム保険からの撤退を決めた。マレーシアでは銀行業務に専心する」と語った。
HSBCのマレーシア業務は、HSBCバンク・マレーシアとイスラム銀行のHSBCアマナ・マレーシアで構成している。現在、2億5,000万米ドル(約279億3,000万円)を投じクアラルンプールの新金融センターTRXシティーで本部ビルを建設中だ。