2019年2月1日
製造業・サービス業とも業況見通しが悪化、政府調査
製造業者、サービス業者の1~6月に対する業況見通しが悪化した。シンガポール経済開発庁(EDB)によると、多くの製造業者は昨年第4四半期並みの業績を予想しているが、改善を予想した企業は5%、悪化を予想した企業は19%で、業況見通しDI(改善予想企業の割合-悪化予想企業の割合)はマイナス14%。前期に実施した調査ではDIはマイナス1%だった。
統計局によると、サービス業では多くの企業が第4四半期並みの業績を予想しているが、改善予想企業の割合は12%、悪化予想企業の割合は16%で、DIはマイナス4%(前期はマイナス3%)だった。
製造業者のうち、製薬などバイオ医学と、リグなど輸送工学部門では楽観企業の割合が悲観企業の割合を上回った。
悲観派が多かったのは電子と精密工学部門で、半導体、同関連機器の受注減を予想している。
全体で、生産高の減少を予想する企業の割合が、増加を予想する企業の割合より2ポイント多かった。
サービス業で楽観的なのは情報通信と外食業。一方、宿泊サービス、運輸・倉庫、卸売部門では、業績悪化予想企業の割合が、改善予想企業の割合を上回った。