2019年3月1日
シンガポールへのフィンテック投資が2倍に、域内5位
シンガポールにおける昨年のフィンテック(革新的金融技術)投資は前年の2倍の3億6,500万米ドル(約405億2,960万円)で、アジア太平洋地域で中国、インド、豪州、日本に次ぐ額だった。コンサルティングのアクセンチュアが統計をまとめた。
銀行・企業金融、資本市場、金融データ分析、保険、決済、個人金融管理に関する技術の開発・提供企業がフィンテック業者と定義されている。
シンガポール企業への投資は71件で、金額で最大はクラウドコンピューティング業のデスケラに対する6,000万米ドル(約66億6,240万円)。保険のシンガポール・ライフには5,200万米ドル(約57億7,408万円)、ブロックチェーン技術のテラには3,200米ドル(約35億5,328万円)が投資された。
全世界でのフィテック投資は553億米ドル(約6兆1,405億円)で、中国企業への投資が255億米ドル(約2兆8,315億円)と全体の46%を占めた。最大の案件は、世界最大のモバイルとオンライン決済プラットフォームのアリペイを運営するアント・フィナンシャルへの140億米ドル(約1兆5,546億円)の投資。