2019年3月14日
生活の質都市ランキング、域内1位はシンガポールで2位以下は日本
米系人材コンサルティング大手のマーサーは生活の質で見た都市ランキングをまとめ公表した。アジア太平洋地域の1位はシンガポールで、個人の身の安全でも最高の評価だった。
生活の質で2位から6位は、東京、神戸、横浜、大阪、名古屋で、香港、ソウルがこれに次いだ。
安全面で最下位はカンボジアの首都プノンペン。安全面で引き続き問題があるとされたのは、カザフスタンのアルマトイ、ウズベキスタンの首都タシュケント、トルクメニスタンの首都アシュガバット、タジキスタンの首都ドゥシャンベ、およびキルギスの首都ビシュケク。
南アジアで最も安全な都市はインド南部のチェンナイ(旧マドラス)。最も危険とされたのはパキスタン最大の都市カラチ。
ニュージーランドと豪州の都市は生活の質で評価が高く、オークランド、シドニー、ウエリントン、メルボルンがすべて上位に入った。オセアニアで最も安全な都市はニュージーランドのオークランドとウエリントン。
マーサーは世界231都市を昨年9月から11月にかけ調査した。政治、経済、環境面の変化も調べており、シンガポールについて域内部門の幹部は、「先を見越した政策を常に採用している結果、経済、社会基盤が改善され、住民が恩恵を受け、外国人人材の呼び込みでもアジアで最も優れている」との評価を与えた。