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経済

2019年4月1日

グラブが本部ビルを起工、職員数を2倍の3千人に

 
 配車サービスのグラブは3月29日、新本部ビルの起工式を催した。アンソニー・タン最高経営責任者(CEO)は、ビルが完成する来年末までにシンガポールの職員数を現在の2倍の最多3,000人にすると表明した。式典には次期首相が確定しているヘン・スイーキアット財務相が出席した。
 
 グラブは外国を含め6,000人の社員を雇用している。バンガロール、北京、ホーチミン、ジャカルタ、クアラルンプール、シアトル、シンガポールで人工知能分野など技術職を1,000人増やし、研究開発部門に配置する。
 
 新本部ビルの建設地はワン・ノースで、1億8,121万Sドル(約148億円)を投じる。延べ床面積は4万2,310平方メートル。
 
 グラブは、公共輸送機関のバス、鉄道を含めた路線サービスのアプリケーションを2カ月以内に導入する計画だ。担当者は「配車サービスは都市輸送問題の究極の解決策ではない。ある地点から別の地点への輸送に関し、あらゆる方法で顧客のニーズを満たす」と語った。
 
 タンCEOは、有望な東南アジアのスタートアップ、零細企業の成長を支援する第2回アクセラレータ計画を6月から8月にかけ実行すると発表した。
 
 グラブは現在、8カ国300都市でサービスを提供している。業務を多角化しており、融資など金融サービスにも参入する。

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