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日系企業・社会

2019年4月10日

船舶自律航行技術を開発へ、三井物産が参画

 
 シンガポール海事港湾庁(MPA)は4月9日、シンガポール海事週間の開始に合わせ行った、海事イノベーション・ラボの開所式でプロジェクトを発表した。同ラボでは船舶航行管理プロジェクトを試験実施し、データ施設ではデータのデジタル化と共有を推進する。
 
 MPAは船舶の自律的航行技術など5件のプロジェクトを推進する計画で、このうち外洋船舶向け航行知能の開発プロジェクトには、政府系STテクノロジーズのほか、三井物産、船舶認証機関の英ロイド船級協会が加わる。自律的に航行する船舶を港湾が受け入れる能力を開発するための省横断型委員会も設けた。
 
 次世代船舶交通管理システムラボの起工式もあった。STエンジニアリングとコングスベルグ・ノルコントロールの事業で、2021年に完成の予定。
 
 MPAは陸上から港湾内船舶を遠隔で水先案内できるシステムもSTエンジニアリング、PSAマリンと共同で開発する。

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