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社会

2018年1月17日

ウッドランズ・ジョホールバル快速電車、建設契約を締結

シンガポールとマレーシアの陸運当局は16日、シンガポール北部ウッドランズとジョホール州ジョホールバルを結ぶ快速電車ラピッド・トランジット・システム(RTS)に関し、拘束力を持つ協定を交わした。2024年の運転開始を目指す。署名式には、首脳会談のためシンガポールを訪問したマレーシアのナジブ首相とシンガポールのリー・シェンロン首相が立ち会った。

 

RTSは4キロの鉄道で、8分ごとの運行が計画されている。輸送能力は両方向とも1時間1万人。所要時間は30分で、現在、両国間で運転されているマレー鉄道のシャトルサービスの半分。

 

両国の共同声明によると、鉄道はジョホール海峡を橋で横断する。ジョホール側の駅はブキチャガル、シンガポール側はウッドランズ・ノースMRT駅。

 

両国は、基礎部分と駅舎を建設、所有するインフラ会社を指名する。また別に、軌道、列車など運営資産を建設、所有、運営する運営会社を指名する。運賃は運営会社の裁量で決め、両国の規制を受けない。

 

首脳会談では連絡橋の混雑が取り上げられた。連絡橋は2本(コーズウエーと第2リンク)あるが、よく利用されるのはコーズウエーで、混雑が激しい。このため通行料の引き下げなど第2リンクの利用者を増やすための方策を検討する。

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