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国際

2018年8月31日

クアラルンプール・シンガポール高速鉄道、近く合意

コー・ブンワン運輸相は8月30日、シンガポールを訪問したマレーシアのアズミン・アリ経済相と会談し、クアラルンプール・シンガポール高速鉄道(HSR)とジョホールバル・シンガポール快速輸送システム(RTS)の先行きについて協議した。

 

フェイスブックへの投稿でコー氏は「アズミン氏と考えを出し合った。HSRとRTSについて、近く合意内容を発表できると思う」と書いた。

 

アズミン氏も自身のフェイスブックへの投稿で「HSRについて両国は双方にとり損とならない合意に達しつつある」と述べ、同事業が実施される可能性を示唆した。

 

アズミン氏は同日、リー・シェンロン首相、テオ・チーヒアン副首相を表敬訪問。リー首相との会談では、両国の経済にプラスとなる方策について話し合ったと述べた。

 

HSRは2026年の完工が予定されていたが、政権が交代したマレーシアは工事の延期をシンガポール側に申し入れている。

 

ジョホールバルのブキチャガーとウッドランズ・ノースを結ぶ全長4キロのRTSに関しては、MRT(地下鉄・高架鉄道)を運営するSMRTとマレーシアの鉄道会社プラサラナ・マレーシアは合弁運営会社を6月30日までに設立することで合意していたが、履行されなかった。

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