2019年1月17日
労働上の満足、シンガポール人は優れた管理職の存在を重視
シンガポール人労働者が仕事上の満足を最も感じるのは賃金ではないことが、オンライン調査の米クアルトリクスが行った調査から分かった。
クアルトリクスは米国、豪州を含む6,000人余りの労働者から回答を得た。シンガポールからは500人余りが回答した。
調査内容は、仕事と家庭生活のバランス、職業上の満足、労働の動機付け、会社への忠誠・社員保持。
シンガポールにおいて職場での満足をもたらす最大の駆動力は、上級リーダーに対する信頼、および仕事上の問題解決を手助けしてくれる管理職の存在だった。
シンガポールが他国と異なっていたのは、仕事を効率的にこなすため十分な訓練・研修を提供されることを、満足の重要な要因とみていることで、仕事の意欲が高まると回答した。この結果、社員保持率も高まるという。報告書は「社員への投資を社員は喜ぶ」と表現した。
現在の職業に満足している、との回答率は世界平均が62%だったのに対し、シンガポールは50%弱と低かった。
しかし、「常に、あるいはほとんどの時間ストレスを感じる、仕事に圧倒される」との回答は22%で、豪州、米国、英国の29%を下回った。