2019年4月11日
プロトンの3月販売46%増、SUV好調
DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは、2019年3月の新車販売台数が前年同月比46.1%増の6145台だったと発表した。市場シェアは推定11%で、前年同月から2.6ポイント上昇。同社初のスポーツ多目的車(SUV)「X70」の売れ行きが特に好調だった。ザ・エッジ・マーケッツなどがこのほど伝えた。
X70は、資本提携した吉利汽車集団のモデルをベースに開発したSUVで、昨年12月に発売。これまでに予約が2万5000台にも上る人気車で、3月には2979台を納車した。1〜3月には8579台を納車しており、3月および1〜3月で国内SUV部門のベストセラーとなっている。
プロトンの1〜3月の販売台数は1万8435台で、前年同期から43.5%増えた。リ・チュンロン最高経営責任者(CEO)は、品質向上やサービス改善、ディーラー店の拡充を続けてきた努力が奏功したとコメント。今年はX70に続く新型を発売する予定で、弾みを付けたいとしている。
同社は2000年代初頭まで国内シェア5割強を確保するなど栄華を極めたものの、日系車に押される形で国内だけでなく、東南アジア全体でブランド弱体化が進行。昨年は国内シェアが1けたに落ち込む月もあった。
(提供:亜州ビジネスASEAN)