2020年12月14日
10月の失業率4.7%、前月から0.1ポイント悪化
マレーシア統計局が12月11日発表した2020年10月の失業率は4.7%となり、前月から0.1ポイント上昇した。1986年以降で最悪だった5月の5.3%からは低がっているものの、前年同月比では1.4ポイント悪化。新型コロナウイルスの流行とその対策である活動制限令(MCO)で経済活動が停滞した影響が出ている。
失業者数は74万8,200人で、前月から1.5%増加。前年同月からは46.1%増えた。労働力人口は前年同月比1.1%増の1,596万人、就業者数は同0.4%減の1,521万人だった。労働参加率は68.5%で、前月から0.1ポイント上昇、前年同月から0.3ポイント低下した。
失業率は17年8月以降に3.3〜3.4%で推移し、19年10月に3.2%へ低下。その後は20年2月まで3.2〜3.3%で推移したが、新型コロナ禍で3月以降は高い水準にある。
(提供:亜州ビジネスASEAN)