今後、風やにわか雨によりヘイズのリスク軽減

　シンガポールとその周辺地域では、雨やにわか雨により、10月10日（火）にはヘイズレベルが軽減される見込みという。
 
　シンガポール国家環境庁（NEA）は、火曜日には主に南または南西からの風が吹き、この地域ではにわか雨が降ると予想されるため、ホットスポット数とスマトラヘイズ状況は改善するだろうと述べたが、ヘイズがシンガポールに影響を与える可能性は低い。
 
　シンガポールでは、24時間汚染物質基準指数（PSI）が2日連続で中程度の範囲にとどまった後、午後5時現在55～73に低下した。
 
　火曜日の24時間PSI値も中程度の範囲となる見込み。これは、人々が日常生活を続けられることを意味する。
 
　NEAは厚い雲に覆われ、周辺地域の多くの地域で湿った状態が観測されたため、月曜日にはスマトラ島でホットスポットや噴煙は検出されなかったと述べた。
 
　日曜日にスマトラ島南部と中部を中心に68のホットスポットが記録された。
 
　先週、スマトラのホットスポットの数が1日で3倍以上になった後、シンガポールの大気質は悪化した。
 
　先週の土曜日、シンガポールのPSI測定値は2019年以来初めて不健康な範囲に入った。
 
　24時間のPSI測定値は午後9時に67～123の間を記録し、東部の住民はヘイズの最悪を経験した。
 
　PSI値が101～200の間の不健康な範囲に入ると、NEAは屋外での活動を控えるよう人々に勧告する。
 
　最後にPSIが100を超えたのは2019年11月13日でPSI測定値は85～102だった。
 
　シンガポールで最も深刻なヘイズ状態が発生したのは2015年で、9月24日に24時間PSIが300を超えて危険域に達した。教育省は翌日、すべての小中学校を休校にした。
 
　現在のヘイズの状況は、NEAが率いる省庁間のタスクフォースによる行動計画が立てられている。これには、24時間のPSI測定値が非常に健康的でない範囲を超えた場合、ヘイズからの休息を必要とする一般市民のために、すべてのコミュニティセンターとクラブ、選ばれた住民委員会と住民ネットワークセンターにエアコンの効いた部屋を準備することが含まれている。