シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール初のスタジオジブリ展がアートサイエンスミュージアムで...

日系企業・社会

2024年7月26日

シンガポール初のスタジオジブリ展がアートサイエンスミュージアムで10月に開幕

 スタジオジブリの名作『となりのトトロ』(1988年)、『千と千尋の神隠し』(2001年)、『ハウルの動く城』(2004年)を手掛けた日本のアニメーションスタジオとコラボレーションした展示会が、10月4日から来年2月2日までシンガポールのアートサイエンスミュージアムで開催される。
 
 「The World Of Studio Ghibli」は、シンガポールで初めてのジブリ展となる。総面積2,400㎡にわたる11のギャラリーで11本の映画が紹介さるという。
 
 見どころは、雨の中でトトロとバス停で待つシーンや、『千と千尋の神隠し』のカオナシと電車に乗るシーンなど、訪問者が映画の象徴的なシーンに入り込むことができる16の大規模なセットである。
 
 また、映画制作のクリエイティブプロセスを垣間見ることができる16のアートインスタレーションや、アートサイエンスミュージアムの展示会用にデザインされた公式スタジオジブリのグッズやお土産を販売するリテールショップも設置される。
 
 「The World Of Studio Ghibli」は2013年に日本で初めて開催され、その後、韓国、台湾、香港、最近ではバンコクでも開催された。展示会は年々変化を遂げており、今回の展示では最新作『君たちはどう生きるか』(2023年)の要素も追加されている。
 
 一般販売は8月3日午前10時から開始され、Klookやマリーナベイサンズのチケット売り場で購入できる。Sands LifeStyleメンバー向けの先行販売は7月29日から8月2日まで行われる。
 
 チケット価格は、非ピーク時(月曜日から木曜日)のSands LifeStyleメンバー向けの23.80Sドルから、ピーク時(金曜日から日曜日)の非ローカル標準大人チケットの49Sドルまで幅広い。
 
 アートサイエンスミュージアムの副館長、オナー・ハージャー氏は、「この展示会は、これまでに当ミュージアムが開催した中で最大かつ最も野心的なものの一つである。長年にわたりシンガポールでの開催を目指しており、スタジオジブリと直接協力して実現できることを嬉しく思う」と述べた。
 
 スタジオジブリも同様に声明で、「ジブリの愛好者も初心者も楽しめる展示会である。シンガポールは観光とビジネスの主要な目的地として世界中から多くの人々を迎えている。この展示会を通じてジブリの世界に触れ、私たちの映画のファンになってもらえればと思う」とコメントした。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール初のスタジオジブリ展がアートサイエンスミュージアムで...