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社会

2024年9月4日

ウッドランズでマレーシア車両入国許可証(VEP)タグの受け取り可能に

 シンガポールの運転手は、2023年9月18日から、ウッドランズにあるカウンターでマレーシアの車両入国許可証(VEP)のRFIDタグを受け取ることが可能になる。タグの受け取りには39Sドルの費用がかかり、この金額はウッドランズ工業団地E5の186番地にある3階のカウンターで支払える。これに加えて、タグの発行手数料として10リンギット(約3Sドル)も必要となる。
 
 10月1日以降、シンガポールから陸路でマレーシアに入国するすべての外国登録車両には、VEPが必須となる。VEPを持たない車両はジョホール州への入国が拒否されるか、最大2,000リンギットの罰金が科される可能性があるという。
 
 シンガポールでタグを受け取るオプションは、2023年9月3日にVEPポータルで利用可能となり、最も早い受け取り日は9月18日となる。これまでシンガポールの運転手は、ジョホールのダンガ・ベイまで行くか、郵送でタグを受け取る必要があった。
 
 このRFIDタグは、マレーシア当局が外国登録車両を識別するために使用され、マレーシアの高速道路での通行料の支払いおよび、マレーシア入国時に課される20リンギットの道路利用料の支払いにも使用される。
 
 ウッドランズにあるカウンターを運営するシンガポールの企業MY VEPのスポークスマンは、初期段階では1日あたり最大50台の車両にタグを取り付けることを目指しており、必要に応じて営業時間を延長する計画があるという。カウンターの現在の営業時間は平日の午前9時から午後5時となる。
 
 タグを発行する前に、運転手はオンラインで申請を完了し、車両所有者と車両保険に関する情報を提出する必要がある。タグの受け取り方法は、郵送か直接受け取りのいずれかを選択でき、申請が承認されるとメールで通知される。直接受け取りを選んだ場合、指定された時間帯にタグを受け取ることになる。
 
 MY VEPのオフィスは、マレーシア運輸省がVEP関連業務を支援するために指定したベンダーTCSensと共同で運営されている。なお、VEPオンライン申請のサポートが必要な場合は、ここからオンライン予約をしてウッドランズのカウンターを訪れることができ、サービスは無料で提供される。

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