F1シンガポールGP、3日間で26万9,000人超の観客を迎え大成功

　9月20日から22日にかけて開催されたF1シンガポールグランプリは、豪雨の影響も受けながら、マリーナベイ・ストリート・サーキットに26万9,072人の観客を迎え、盛況であった。これは、前年の26万4,108人を上回る記録という。
 
　この夜のレースは2022年に30万2,000人という最多観客数を記録していたが、今回はNSスクエア建設のため一部ルートが変更され、ベイグランドスタンドの2万7,000席が失われた中でも大勢のファンが訪れた。
 
　2024年シーズンのシンガポールGPは、過去数年のレッドブルとマックス・フェルスタッペンによる独占状態から一転、選手権争いが激しくなることが予想されており、期待が高まっている。特にマクラーレンのランド・ノリスがポールポジションを獲得し、9回の過去のレース同様、ポールからの勝利を狙う。
 
　また、2023年に始まった女性ドライバーのみのシリーズ「F1アカデミー」が、今シーズン初めてシンガポールで第5戦を開催。選手権リーダーのアビ・プーリングが2レース連続優勝を果たし、タイトル獲得に近づいた。
 
　レース外では、ワンリパブリックやカイリー・ミノーグなどの豪華アーティストがライブを披露し、ファンを魅了。22歳のオランダ人ファン、ウェッセル・マンダンは夢を叶え、初めてのシンガポールGP観戦に訪れたと語った。
 
　また、著名なゲストも多数観戦に訪れ、F1の興奮を共有した。