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社会

2024年10月3日

アンモキオ、トアパヨ、タンピネスのヘアサロンチェーンが不当な取引慣行で調査対象に

 シンガポール競争消費者委員会(CCCS)は、アンモキオ、トアパヨ、タンピネスに店舗を構えるヘアサロンチェーン「HairFun」を、不当な取引慣行の疑いで調査している。
 
 CCCSは10月2日、これらの店舗に予告なしの立ち入り調査を行った。同日、消費者協会シンガポール(Case)も共同声明を発表し、2022年12月1日から2023年4月22日までに34件の苦情がCaseに寄せられていたことを明らかにした。これらの苦情には、高齢者の顧客に対する不当な販売手法、事前の合意なしに料金を引き上げる行為、Nets決済時に支払い金額を隠す行為が含まれている。
 
 Caseは、同チェーンの運営者に不当な取引慣行を停止し、影響を受けた顧客に返金するよう要請したが、回答を得られなかったため、CCCSに問題を引き継いだ。初期調査では、このサロンが以前「Scissor & Comb」という名前で運営されていたことが判明し、2018年から2022年の間にも同様の苦情が寄せられていたことが確認されている。
 
 Caseは、サロンの運営者が名前を変えて不当な取引を続けることは許されないとし、今後の調査結果次第では裁判所命令を求める可能性があると述べた。
 
 このサロンチェーンは、苦情の多い企業をリストアップするCaseの「企業警戒リスト」に追加されており、消費者には購入前にリストを確認することが推奨されている。不当な取引慣行に関する報告は、Caseの電話番号6277 5100またはオンラインで受け付けている。

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