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社会

2024年10月11日

北東線のプンゴル・コースト駅、12月10日に開業へ

 シンガポールの北東線(NEL)延長として、新たにプンゴル・コースト駅が12月10日午後3時に開業すると、シンガポール陸上交通庁(LTA)が発表した。この駅はプンゴル駅からの延伸部分に位置し、22kmにわたる北東線の終着駅となる。これにより、同線の駅数は全17駅に増加する。
 
 プンゴル・コースト駅は、プンゴル・デジタル・ディストリクト内にあり、JTCビジネスパークで働く2万8,000人以上の従業員や、シンガポール工科大学(SIT)プンゴルキャンパスの1万2,000人の学生に利便性を提供する。また、段階的に開業予定のプンゴル・コースト・モールを訪れる人々にも大きな恩恵をもたらすという。
 
 新駅の出口はSITキャンパスに直結しており、もう一つの出口はニュー・プンゴル・ロード沿いに配置されている。さらに、プンゴル・コーストバスインターチェンジまで徒歩圏内で、300台以上の自転車駐輪場も備えている。
 
 駅の建設は2018年に始まり、2024年8月にSBSトランジットに引き渡された。SBSトランジットは現在、新しい時刻表の試験や駅の運用テストを実施しており、開業に向けた準備を進めている。開業後は、20万世帯以上が徒歩10分圏内で北東線の駅を利用できるようになる。
 
 当初2023年の完成予定であったが、コロナ禍による影響で遅延し、2024年末までの開業が発表されていた。新駅の開業により、プンゴル北部からアウトラムパーク駅までの移動時間が現在の60分から約45分に短縮されることが期待されている。

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