センテーサ・コーブでカンボジア人マネーロンダラーの土地が2,200万Sドルで売却

　センテーサ・コーブのオーシャン・ドライブ69番地にある土地が、カンボジア人マネーロンダラー蘇宝林（Su Baolin）氏からシンガポールの実業家、ベネディクト・ベー氏に2,200万Sドルで売却された。敷地面積は約1,816㎡（19,550平方フィート）で、平方フィート当たり1,125Sドルとなります。
 
この土地は、2005年から99年間のリース権があり、海やマリーナ湾の景色が楽しめる貴重な物件である。不動産専門家のスティーブ・タイ氏は「センテーサ・コーブで1万5,000平方フィートを超える海沿いの土地は10件以下しかなく、購入者にとって大変お得な取引」と評価している。また、灯台不動産コンサルタントのサミュエル・エヨ氏は「この取引がセンテーサ・コーブの海沿い土地の新たな指標価格になる」と述べ、新築建築費にさらに1,600万Sドル以上が必要になると予想している。
 
　蘇氏は2021年にこの土地を約3,933万Sドルで購入し、プール付きの二階建て住宅を建設する予定だったが、2023年に逮捕され、約3億Sドル以上の資産が押収された。