フェアプライス、ラマダン期間中にムスリム顧客へ7万5000セットの飲料と軽食を提供

　シンガポールのスーパーマーケットチェーン「フェアプライス」は、ラマダン期間中にムスリム顧客を支援するため、全国59店舗で7万5000セット以上の無料飲料と軽食を配布する。配布期間は3月2日から30日まで。
 
　フェアプライスグループは声明で、この取り組みはラマダンの祭礼期間におけるムスリムコミュニティ支援の一環であると述べた。各顧客には、牛乳、スポーツドリンク、または水のいずれかの飲料と、デーツまたはビスケットの軽食が提供される。配布は、日没後のイフタールの時間の前後30分以内に行われ、在庫がなくなり次第終了となる。
 
　フェアプライスグループの最高経営責任者（CEO）であるヴィプル・チャウラ氏は、「ラマダンは祈りと内省の時期であり、この大切な期間にムスリムコミュニティを支援したい」と述べた。また、「この取り組みを通じて、シンガポールのコミュニティの結束を深め、私たちが提供するすべての人々の日常を少しでも良いものにしたい」と強調した。
 
　さらに、フェアプライスグループの本社ボランティアが、2025年には初めてこの配布活動に参加する予定である。3月3日と4日には、ヤヤサン財団およびM3プログラムの受益者に向けて、1500個のラマダンケアパックも配布する。
 
　また、4月にはタンピネスとウッドランズで2つのハリラヤ・ブロックパーティーが開催される予定であり、ラマダンおよびハリラヤの必需品に関する特別割引は4月9日まで実施される。詳細はフェアプライスの公式ウェブサイトで確認できる。