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経済

2025年3月5日

クリスタルジェイド、2025年第4四半期にラオス初出店 10店舗以上の展開を計画

 シンガポール発の飲食チェーン「クリスタルジェイド」は、2025年第4四半期にラオス初の店舗を開業する。ラオスの中間層の拡大と都市化の進展を受け、市場成長の機会を見据えたものだ。同社は今後数年間で5店舗を開設し、最終的には10店舗以上の展開を目指す。
 
 ラオス初の「クリスタルジェイド香港キッチン」は、首都ビエンチャン中心部に位置する「Kokkok Mega Patuxay」モール内にオープン予定である。同モールは2025年後半に開業予定で、地域の新たな商業ハブとなる見込みだ。
 
 本店舗は、従来のカジュアルダイニングとは異なり、家族連れやビジネス会食、特別な祝い事向けの個室を完備する。メニューには、シュウマイやチャーシューパオ、エビ蒸し餃子などの点心に加え、特製ポークベリーや北京ダック、醤油チキンなどのバーベキュー料理が並ぶ。
 
 クリスタルジェイドグループのピーター・チョンCEOは、「ラオスでは高級国際ダイニングの需要が高まっており、中間層の増加や消費力の向上が良質な中華料理にとって好機をもたらしている」と述べた。また、同国は国際ブランドや海外投資を積極的に誘致しており、多様で高品質な飲食サービスへの関心が高まっていると指摘した。
 
 ラオスのクリスタルジェイド店舗は、同国で自動車、不動産、ホスピタリティ、飲食業などを手掛ける大手コングロマリット「Kolao Group」とのフランチャイズ提携により運営される。チョンCEOは「Kolao Groupの市場知識を活用し、ラオス市場に適した形で展開を進める」と述べた。
 
 クリスタルジェイドは現在、中国やベトナム、韓国を含む10ヵ国以上で80店舗以上を展開している。

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