COE価格、カテゴリーBが上昇。市場の高い需要続く

　3月5日のCOE(車両登録権)付与機構の最新公開入札で、カテゴリーBのCOEの価格が11万3,000Sドルとなり、前回2月19日の10万9,598Sドルから3.1%の上昇を見せた。この効果により、一部カテゴリーを除いたすべてのCOEカテゴリーで価格の上昇が確認された。
 
　カテゴリーBのCOEは大型で高性能な車両およびEV(電気自動車)の登録に必要であり、カテゴリーAのCOEは小型で低性能な車両に適用される。カテゴリーAのCOEの価格はわずかに下がり、前回の9万2,850Sドルから\u0.1%下がって9万2,730とSドルなった。
 
カテゴリーE(オープンカテゴリー)のCOEは前回から2,899Sドル上昇し11万2,901Sドル。このカテゴリーのCOEはオートバイの車両登録に使えるが、実際には大型で高性能な車両に使われることが多い。
 
　商用車用(カテゴリーC) COEは6万7,001Sドルで、2週2.8%の上昇を見せた。オートバイのバイク用(カテゴリーD) COEも9,201Sドルとなり、前回の8,791Sドルから4.7%の上昇となった。
 
　Honda決裁販売代理局Kah MotorのCEOニコラス・ウォン氏によると、カテゴリーAのCOEの価格が大きく変動しなかったのは、2月19日の入札で同カテゴリーの価格が9.2%上昇したことが規因だとしている。この影響で、Kah Motorのショールームへの足止が減少している。ウォン氏は「この高値では、従来の買い手はすぐに戻ってこないだろう。価格が緩和することを期待している」と述べた。
 
　ディーラーらは、先年からの満たされなかった入札が、カテゴリーA、BのCOEの価格を高いまま保つ要因となっているとしている。
 
　Volvo Carsの組織Wearnes Automotiveの統括氏コリンヌ・チュア氏は、ディーラーが残っているお後れている注文を消化するにつれて、カテゴリーAとBの可能性があるとした。