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ビジネスインタビュー

2004年10月18日

「フラマブランド」を積極的に強化して、運営ホテル数を増やす

フラマ・シティセンターマネージャー シバ・プラカサムさん  フラマ・リバーフロントGM ラウ・フイテクさん

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10月1日からノボテル・アポロ・ホテルはフラマホテル・グループが運営することになり、ホテル名をフラマ・リバーフロント・シンガポール(FRF)に変更した。それに伴い、フラマホテル・シンガポールはフラマ・シティーセンター・シンガポール(FCC)となった。

 
フラマ・リバーフロントはシンガポール川に面した中央ビジネス地区(CBD)の四つ星ホテル。客室数480、3つのレストラン、ラウンジ、13の会議室でビジネス利用客のニーズを満たす他、テニスコート、プール、ジムなどの施設も充実。

 
一方、フラマ・シティーセンターは354室の四つ星ホテルで、3つのレストラン、ラウンジ、6つの会議室を備えている。MRTのクラークキー駅、チャイナタウン駅に近く、移動にも便利な立地。 フラマ・シティーセンターのシバ・プラカサム・マネージャーとフラマ・リバーフロントGMのラウ・フイテク氏に合併以後の戦略などを語っていただいた。

 
旧ノボテル・アポロ・ホテルの取締役だったラウ氏は合併後フラマ・リバーフロントのGMに就任。ラウGMはこのホテル合併で「フラマホテル・ブランドを強化できる」と自信を語った。
ホテル名変更とともに新戦略で顧客獲得を目指すフラマ・シティーセンターは特に日本、イギリス、インドネシアからの利用者をターゲットにしているという。

 
「大のゴルフ好き」というフラマ・シティーセンターのマネージャー、シバ氏は日本人顧客獲得のため今年五月に日本を訪問してプロモーション活動を行うほど。企業団体割引の提供などで日本企業との提携を強化させたい意向だ。

 
合併日を10月1日にした理由についてラウGMは、ノボテル・アポロを運営していたアコー(フランス)との契約が9月30日に終了したためだと説明した。また新体制のもと、来年の戦略を十分に練る時間も取れることからこの時期の合併を決めたと付け加えた。
両ホテルは隣接しているわけではなく、それぞれの立地に合った特徴ある戦略を展開するという。

 
シバ・マネージャーは「今後、社員教育を積極的に行い、これまで以上に質の高い接客サービス提供を目指し、広告宣伝活動にも力を入れていく」と話す。「チャイナタウンのホテル」というイメージを払拭して、ビジネス利用客増加に向け企業との提携を強化していく。また、内装を変えて新しくなったフラマ・シティーセンターのイメージを前面に出していく方針だ。 3人の子供を持ち、家族でよく旅行するというフラマ・リバーフロントのラウGMは、「宿泊客の記憶に残るアットホームな雰囲気を提供したい」と述べ、ノボテル・アポロはすでに四つ星ビジネスホテルとしての地位を確立していたため経営移行も容易で、効率的な運営ができるだろうと述べた。

 
5年前に大改装を行ったフラマ・リバーフロントは特に日本人をターゲットにしたサービスが充実している。日本人専用フロアを確保しており、NHK、日本語パンフレットの他、ゆかたも用意されている。

 
また、フラマ・リバーフロントは経験を積んだ社員による質の高いサービスも自慢の一つ。これまでアポロ、ノボテル・アポロ、フラマ・リバーフロントと改名してきており、今後はフラマ・リバーフロントとしての認知度を高めていく。
フラマホテル・グループはシンガポールだけでなく、オーストラリア、中国、アメリカで合計七軒のホテルを運営。今後3〜5年間で、これを20〜30軒にする意向だ。

 

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