2016年9月19日
七十七銀行(The 77 Bank, Ltd. Singapore Representative Office)東北とアセアンの橋渡し役に 海外進出や販路拡大を支援
宮城県仙台市に本店を構える七十七銀行は今年5月、シンガポールに駐在員事務所を設立し、海外進出する地元企業のサポートを強化している。東北に本店がある地方銀行がシンガポールに拠点を置くのはこれが初という。
同行は2005年、当時の地元取引先の中国進出を背景に、上海に駐在員事務所を開設した。その後、海外ビジネス支援ニーズがアセアン諸国に広がってきたことなどを背景に、2011年にアジアビジネス支援室を立ち上げ地元企業へのサポートを拡充。
さらに、現地で顧客を直接サポートできるよう、アセアンの拠点としてシンガポールに駐在員事務所を設置することを決めた。
「宮城県だけでなく東北地方全体とアセアン諸国の交流を活発化させたい。アセアンの中心にあり、ヒト・モノ・カネのハブであるシンガポールに拠点を置くことで、進出企業に対しさまざまなサポートができます。こちらにいないと分からない生きた情報をお客様に届けていきたい」と同駐在員事務所の所長である鹿戸雄介氏は話す。アセアンへの進出企業の情報ニーズに対応するほか、アジアの市場への販路拡大もサポートする。さらには、東北地方へのインバウンドの増加につながる活動もしたい考えだ。
1 2