2016年9月5日
シンガポールで知っておきたい ヒンドゥー教の世界
〈寺院〉
◆スリ・マリアマン寺院
チャイナタウンにある、1827年に完成したシンガポールで最も古いヒンドゥー教寺院。病気を治癒する女神マリアマンが祀られている。チャイナタウンの一角にあるが、19世紀ごろまでこの付近にはたくさんのインド人が住んでいた名残である。
住所:244 South Bridge Road, Singapore 058793


◆スリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院
MRTファーラー・パーク駅近くにある、繁栄神ヴィシュヌを祀った寺院で、1978年に国の重要記念建築物として指定された。9層のゴープラム(石造の楼門)や、ヴィシュヌが地上に現れる際に変身するという10の化身(=アヴァターラ)の彫刻などが施されている。
住所:397 Serangoon Road, Singapore 218123


〈レストラン〉
◆アンナラクシュミ
北・南インドの伝統的なベジタリアン料理店。好みのものを好きなだけ食べて、自分の気持ち分の金額を払うというシステムを導入。金~日曜・祝日はビュッフェ形式、それ以外はアラカルトとして注文。
www.annalakshmi.com.sg


◆コマラ・ビラス
1947年に設立された、北・南インドスタイルのベジタリアン料理店。ライスやインド風パンのチャパティーメニューが中心。2軒先には穀物や果物などを混ぜて作ったハルヴァなどのお菓子を提供する系列店がある。
http://komalavilas.com.sg


〈施設〉
◆ヒンドゥー・センター
シンガポールのヒンドゥー教徒によるNGO団体が運営するカルチャーセンター。ヒンドゥー教の基礎クラスだけでなく、サンスクリット語、ヴェーダ占星術、ヴェーダ・ヨガについてなども学べるクラスを開講している。授業はすべて英語で行われ、日本人の受講生も歓迎している。


この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.309(2016年9月5日発行)」に掲載されたものです。
取材・写真=有田 紳介 取材協力=Hindu Centre