2017年1月1日
SJ50特別企画 日本とシンガポールの友好を祝った1年、SJ50イベントレポート
2016年は日本・シンガポール外交関係樹立50週年という記念すべき年でした。この節目の年に両国の友好を祝い島内で行われたさまざまなイベントをダイジェストでお伝えします。各記事のリンクからは、動画も見られます! ※記事中の日付はすべて2016年のものです
目次
JAPAN Travel Fair 2016
10月28日~30日、主催:JNTOシンガポール
SJ50まつりと同時期に開催された、日本の魅力をアピールし訪日旅行者の増加を図るイベント。日本からは企業や自治体ら16団体がブースを出展しました。会場では、大手旅行会社12社が訪日旅行パッケージの販売を行い、その場で申し込む人の姿も。ステージでは、空手のパフォーマンスや琴の演奏なども行われたほかアクティビティも多数用意され、着物の着付け体験やキャンディーアートコーナーには長蛇の列ができました。日本政府観光局シンガポール事務局の澤村正仁次長は、「こうしたイベントによる情報発信を通して、地方への観光客誘致にも力を入れていきたい」とコメント。今後も継続的にこのようなイベントを開催していく方針と話しました。
https://www.youtube.com/watch?v=cTgN3IuJJl8
YUGEN 幽玄 THE HIDDEN BEAUTY OF JAPAN
10月28日、29日、主催:国際交流基金・アジア文明博物館・明治大学
シンガポール有数の野外イベント「リバーナイトフェスティバル」。その一環として、能楽と3D映像を組み合わせた舞台「幽玄」の公演が10月28、29日の2日間、アジア文明博物館の野外ステージで行われました。この公演は能の演目(石橋、羽衣)をベースに3D映像を織り交ぜながら日本の自然や美しい幽玄の世界を表現しようというもの。舞台演出はミュージカルやオペラ、歌舞伎などジャンルを越えて活躍する宮本亜門氏が担当しました。観客には能面を模した専用の3Dメガネが配布され、世界初となる3D映像と能のコラボレーションを楽しんでいました。
SJ50映画祭 SJ50 Film Festival
10月21日、22日、主催:Red Dot Cinema
アジアの自主短編映画の認知度を高め、世界に普及させる活動を行っているシンガポールのRedDot Cinemaが、SJ50の節目に日本とシンガポールから作品を募り実施した短編映画祭。日本とシンガポールの短編映画の上映会を通して互いの文化を理解するとともに、両国の未来ある映画監督たちが交流する場を設けたいという思いで開催されました。国籍も年齢もさまざまな監督たちの作品が、両国から25本ずつ計50作品ノミネート、両国にて上映されました。シンガポール側では10月にアジア文明博物館にて開催され、参加者は1,000人を超える大盛況ぶり。日本側でも12月3日と4日に日本アセアンセンターにて開催され、好評を博しました。
https://www.youtube.com/watch?v=Ni0N2f20Zfw
SG-JP Music Mix 2016
11月30日、主催:SG-JP Music Mix 実行委員会
日本、シンガポール両国の音楽アーティストによる協同コンサート。日本側はシンガポール初公演となる雅楽師・東儀秀樹、シンガーソングライターで日星音楽親善大使のSachiyoが出演、シンガポール側は、国民的アーティストであるディック・リー、シャビル、オリビア・オンが出演。この日のためにスペシャルアレンジされた日本とシンガポールそれぞれの国の名曲を、西洋楽器とシンガポールの民族楽器、また雅楽の楽器とのコラボレーションによって演奏しました。多様な音楽が融合され、ひとつになり、観客を大いに魅了するステージとなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=6fZJpS_ZMTM
※東儀秀樹さんのスペシャルインタビューはこちらからhttps://www.asiax.biz/biz/41769
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.316(2017年1月1日発行)」に掲載されたものです。