今回はシンガポールにおける法人向けインターネットのプラン選定と申し込み、導入の仕方についてご紹介したいと思います。シンガポールで新規にオフィス開設や事務所移転するにあたって、インターネットの設置は最優先項目の一つです。
目次
どのインターネットプロバイダやプランがいい?
シンガポールの主な法人向けインターネットプロバイダはSingtel、 Starhub、M1の3社です。各社、光ファイバーに対応したインターネット サービスを国内全域に展開しています。中でもSingtelは提供しているインターネット回線のトラブルが少なく、通信速度も島内全域で比較的安定しています。また法人向けの多彩なインターネットプランからビジネスの用途に合った最適なプランを選択できるのが大きいです。
Singtel光ファイバーインターネット
用途別の4つのプラン
SingNet eVolve Fibre Broadband(基本プラン)
◆小規模オフィスやSohoでのご利用に
◆店舗やレストランなどでのご利用に
SingNet eLite Internet Access (固定IPアドレス付きのプラン)
◆中小企業のオフィスに
◆シンガポールと日本の間でサイト間VPNを構築したい
◆PolycomのTV会議システムを導入したい
◆遠隔地からシンガポールの自社サーバへ接続 してシステムを利用したい
SingNet Ethernet Access (帯域保証型+固定IPアドレス付きプラン)
◆インターネットを常に業務で利用していて、止めることは許されない
◆業務上、回線の広帯域接続と信頼性が高いインターネットが必要な方
Singtel Meg @ POP IP VPN (企業の拠点間を高速で安全に接続するサービス)
◆企業とデータセンター間を接続して、専用のクラウドサービスやSaaS(Software as a Service:必要な時に必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアなど)へダイレクトにアクセスして、高速、安全にサービスを利用したい。
◆企業の拠点間をイントラネットで構築して高速、安全に運用したい。
法人向けインターネット回線の申し込みの流れ
Singtelの光ファイバーのインターネット回線の場合は、申し込みから実際に利用できるようになるまで約3~4週間程度かかります。新規申し際は、シンガポール法人の登記簿謄本(BizFile)の提出が必要です。
1) Singtelへ申し込み手続き
2) Singtel作業ベンダーによる現地調査
3) Singtel作業ベンダーによる現地の光ファイバーケーブル配線工事
4 )Singtel作業ベンダーによる光ファイバー開通作業 ※Singtel作業ベンダーが現地で作業する際、当日、現場の伴を開ける方が必要になります。
申し込み上の注意点
・最小の契約期間は2年間(24カ月)契約です。2年以内に解約する場合、 残債分の費用がSingtelから請求されます。
・Singtelのサービスを利用するのが初めての場合は、 Singtelのアカウントを作成する時に、与信調査のため、 Singtelからシンガポール法人の登記簿謄本(BizFile) の提出を求められる場合があります。