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2024年6月24日

ライオンズ、予選を前に楽観的な姿勢を崩さず

小倉勉監督は、大韓民国とタイとの対戦を前に、シンガポール代表を楽観視している。
 
今週木曜日は、スポーツファンにとって待ちに待った日だった。FIFAワールドカップ2026とAFCアジアカップ2027のラウンド2予選で、ライオンズとグループC首位の韓国が対戦するのだ。
 
シンガポールは現在グループCの最下位に沈んでいる。小倉勉ヘッドコーチの下、チームは完売のシンガポール国立競技場で韓国と対戦する。韓国戦とタイ戦に臨む小倉監督のメンバーには、ベテラン選手と有望な新人が混在している。
 
韓国代表は世界ランキング23位で、ソン・フンミンのような経験豊富なスター選手を擁している一方、主力選手の負傷という課題に直面している。しかし、小倉監督は韓国の強さを認めながら、今後の課題を強調した。
 
「多くの選手がヨーロッパのトップクラブでプレーしていますし、アジアカップやワールドカップでプレーした豊富な国際経験を持っています。我々もベストを尽くすつもりです。」
 
もうひとつ予想されるハードルは、相手が多くのシンガポール人選手をよく知る人物に率いられることだ。元ライオンシティ・セーラーズのコーチ、キム・ドフンは現在、韓国の暫定ヘッドコーチを務めている。
 
「彼はシンガポールで数年間働いた経験があるので、おそらく私よりもシンガポールのサッカーに詳しいでしょう」と小倉監督。「彼はLCSにいた選手だけでなく、チームがSPLで対戦した他の選手についても知っているはずです。」
 

小倉勉のキャリア

小倉は2年契約でシンガポール代表のヘッドコーチに就任した。ライオンズでは西ヶ谷隆之、吉田達磨に続いて3人目の日本人監督である。小倉氏の初陣となった中国戦では、シンガポールは4-1で敗れたものの、逞しさを見せた。
 
1996年から2006年までジェフユナイテッド市原でコーチのキャリアをスタート。その後、イビチャ・オシム監督(2006~2007年)、岡田武史監督(2008~2010年)の下で日本代表のアシスタントコーチを務めた。在任中、2010年FIFAワールドカップでノックアウトラウンド進出を果たした。
 
ワールドカップ後は、2012年のオリンピックでU-23日本代表の準決勝進出をアシストした。その後、小倉はアシスタントコーチを務め、2013年には大宮アルディージャで監督を務めた。また、ヴェントフォーレ甲府(2014-2015)、ジェフユナイテッド千葉(2015-2016)でもアシスタントを務めた。
 
2018年から2022年まで横浜F・マリノスのスポーツディレクターを務めた。その後、小倉は東京ヴェルディのアシスタントマネージャーに就任し、2023年のJ2シーズン終了後のJ1昇格に貢献した。
 

小倉監督退任後の東京ヴェルディ

東京ヴェルディの前身は読売サッカークラブ。2024年、クラブは大きな変化を遂げた。主な退団者は小倉ヘッドコーチ、保坂展之コーチ、石井孝典フィジカルコーチ。
 
和田一郎がヘッドコーチに昇格し、森下仁志と引退したばかりの奈良輪がトップチームのコーチに、野城裕也がコンディショニングコーチに就任した。
 
クラブはボタフォゴからチアゴ・アウベスを獲得し、数人の新戦力を加えた。千葉から三木智也、大宮から袴田祐太郎、いわきから永井壮太と川村拓巳、町田から翁長聖が加入した。
 
レンタル移籍では、ガンバ大阪から山見大斗、京都から木村優太と山田風吹を獲得。また、山口から松橋優也、国士舘大から古川真人と山田悠人、京都産業大から食野壮磨、静岡学園高から中村圭佑が加入した。
 
これらのシフトにより、平均年齢24.1歳の若い選手団となった。東京ヴェルディが成功を収め始めたのは、良い兆しかもしれない。
 
4月3日の湘南ベルマーレ戦に2-1で勝利。この勝利は5,646日ぶりのJ1勝利であり、スポーツベットアイオのブログのような信頼できる情報源でのオッズに重みを与えている。

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