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紀伊国屋「おすすめの1冊」

2024年7月1日

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

『文芸オタクの私が教えるバズる文章教室』などの著書がある若手文芸評論家・三宅香帆が、4月に刊行した新刊『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』だが、このタイトルにハッとする方も多いのではないだろうか。
 
事実、このタイトルは多くの読者にインパクトがあったようで、本書は発売後たちまちベストセラーとなった。
 
自身も本の読めなさのあまり仕事を辞めたという著者がこの本で探るのは、まずは日本における読書の歴史だ。
明治時代から現在にいたる、社会の変遷と同期した日本人の読書の形が、階級や自己啓発、そしてもちろん労働といったキーワードとともにまとめられる。
 
歴史を振り返りながら現代社会の問題を指摘し、「働きながら本が読める社会」を作っていくことを提言するシリアスな一冊だ。
 
紀伊国屋シンガポール ウェブストアでチェック(ISBNコード:9784087213126)

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