2024年10月に発表されたノーベル文学賞を受賞したのが韓国の作家ハン・ガン。
53歳という若さで、アジア人女性として初めての受賞者ということもあり、大きな話題となっている。
日本においても折からの韓国文学ブームに乗って多くの作品が翻訳されており、
河出文庫から刊行されている『すべての、白いものたちの』は、今のところ唯一文庫本で買える作品だ。
生まれてすぐに死んでしまった語り手の姉についての思索と、語り手が滞在するポーランドのワルシャワの描写が混じり合う、詩的な小説となっている。
またハン・ガンの日本への紹介については、多くの韓国語書籍を翻訳刊行してきた小出版社クオンの役割も見逃せない。
代表作『菜食主義者』は2011年にクオンから刊行されている。
この機会に、同社の他の本にも注目してみてほしい。
株式会社クオン(CUON inc.)
https://cuon.jp/
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