2013年2月4日
黄熱病予防接種
黄熱病は黄熱ウイルスに感染した蚊を媒体として感染する、アフリカ・中南米の一部にみられる病気です。発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気等の症状と、出血、黄疸等がみられ、致死的な場合もあります。
黄熱病には予防接種が有効です。アフリカや中南米に行かれる際は、黄熱病の予防接種証明(=イエローカード)がなければ入国出来ない国があります。渡航の際は必ず接種の必要性を確認し、渡航10日前までに接種するよう注意しましょう。
入国時に接種証明を必要としている国(2013年1月4日現在)
カメルーン、ガボン、ガーナ、コロンビア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボアール、ザイール、中央アフリカ、トーゴ、ニジェール、フランス領ギアナ、ブルキナファソ、サントメ・プリンシペ、リベリア、ルワンダ、マリ、モーリタニア
予防接種の内容
- 生ワクチン、皮下注射(接種後4週間は他のワクチン接種ができません)。
- 副作用は、まれに接種部の腫れ、発赤、痛み、頭痛、吐き気など。
- 卵や鶏肉にアレルギーがある方は注意が必要。
- 危険地域渡航10日前までに接種が必要。
- 接種10日後から10年間有効。
- 接種後は接種証明(イエローカード)が発行されます。イエローカードは10年間保管するようにしてください。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.228(2013年02月04日発行)」に掲載されたものです。