【マレーシア】 マレーシア最大の携帯電話サービス事業者、アクシアタは子会社のイードットコの上場を計画しており、上場アドバイザーの選定を進めている。関係筋が明らかにした。少なくとも5億米ドル(約566億円)の資金調達になる見通しだ。
昨年は新規株式公開(IPO)が回復し、計17億米ドル(約1923億円)と前年の5倍以上の資金調達となった。今年も大型のIPOが複数、計画されている。
イードットコは東南アジア諸国連合(ASEAN)と南アジアを中心に、携帯電話基地局など通信インフラの賃貸事業を展開しており、昨年、政府系投資会社のカザナ・ナショナル、年金ファンドのクンプラン・ワン・エルサラーンおよび日本の官民出資の投資ファンド、産業革新機構から計7億米ドル(約792億円)の出資を受けた。
国内のほか、スリランカ、バングラデシュ、パキスタン、カンボジア、ミャンマーで2万6,000基の通信塔を所有・運営している。
出典:ニュー・ストレーツ・タイムズ