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経済

2018年1月11日

病院経営のOUEリッポーヘルスケア、伊藤忠が25%出資

病院経営のOUEリッポーヘルスケアは10日、伊藤忠商事から出資を受けると発表した。増資後の25.3%に当たる新株式を1株14セント、計7,875万Sドル(約66億円)で発行する。

 

 価格は8日のシンガポール取引所(SGX)の終値に15.7%上乗せした。OUEリッポーヘルスケアは2部のカタリスト市場に上場している。

 

 親会社のOUEはインドネシアの大手華人財閥、リッポー・グループの傘下。グループ総帥でOUE会長のスティーブン・リヤディー氏は「伊藤忠商事はアジアで広範にビジネスを手掛けており、OUEリッポーヘルスケアの業務拡大で重要なパートナーとなる」と語った。

 

 伊藤忠はアジアで、病院経営、医療機器など医療関連業に参入しており、岡藤正広社長は「アジアの医療市場には巨大な潜在性が見込める。リッポー・グループとの提携を足がかりにする」と述べた。

 

 アジアでは生活水準の向上で成人病が増えている。伊藤忠は成人病への対策など日本で培った経営ノウハウをリッポーに提供し、アジアでの病院展開を加速する。

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