2018年1月21日
好調な輸出が低失業率に貢献、MIDF投資銀見解
【クアラルンプール】昨年11月の失業率は3.3%と2年来の低水準に改善したが、政府系MIDFアマナ・インベストメント・バンクは、好調な輸出が労働市況の改善に大きく貢献したとの見解を示した。同月の輸出は前年同月比14.4%の増加で、11カ月連続の2桁増となった。
統計局によれば、11月の労働力は1.7%増の1,508万人。就労している者の数は前年同月より3,000人少ない1,457万9,000人、失業者数は4,000人少ない50万5,000人だった。
今年の内外経済についてMIDFは上昇基調の継続を予想しており、マレーシアの失業率は3.3%前後で推移するとみている。特に外需の増加で輸出部門が潤うため、同部門での雇用創出が期待できるという。
昨年10月の求人数は15万人で、前月をわずかながら上回った。製造業の求人数が6万4,100人と最多だった。
出典:エッジ