今年、シンガポール取引所(SGX)に初上場するのは、マレーシアの家具メーカー、LYコーポレーションになることが確定した。木材製のベッド、寝室家具を生産しており、2部のカタリストに31日に上場する。
株式公開では、新株式6,120万株と売り出し株1,470株を、1株0.26Sドル(約21円)で売却する。公募は行わない。上場をアドバイスするスポンサーのUOBケイ・ヒアン証券が、経費の問題から公募に難色を示したためだ。このためすべて私募発行で、機関投資家のヒア・シア・ハウとフェイム・アセット・マネジメントが多くの株を割り当てられる。
経費を除いた資金調達額は1,300万Sドル(約10億8,047万円)で、設備投資、新技術取得、中国での販売網強化に充当する。
昨年上半期の売上高は前年同期比17%増の1億6,600万リンギ(約46億7,000万円)、純利益は22%増の2,160万リンギ(約6億円)。木製寝室家具はシンガポールやマレーシアにはあまり適さず、中国、米国が主要販売先。