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急なリンギ高、半導体やゴム手袋などの輸出企業には打撃

【ペタリンジャヤ】対米ドル相場でリンギ高が進んでおり、半導体、ゴム手袋、家具製造業など米ドル建てで輸出している企業の収益が影響を受ける見通しだ。週明けの29日の相場は1米ドル=3.88リンギ(約108円)と2016年4月以来の高値だった。

 

 半導体検査大手、マレーシアン・パシフィック・インダストリーズは10-12月期がリンギ高の影響を受け減益だった。

 

 UOBケイ・ヒアン証券によると、リンギは過去1年間で米ドルに対し12.4%値上がりした。ゴム手袋メーカーも米ドル建てで輸出しているが、供給がひっ迫しているためメーカーはまだ強気の販売ができる。しかし下半期までリンギ高が続くようだと利益率は縮小する恐れがあり、株価が高水準の今が株の売り時だという。

 

 リンギ高の影響をほかに受ける見通しなのは家具メーカーで、すでにリー・ヘン・インダストリーズ、ポー・ファット・リソーシズ、ホームリッツなどは昨年11月以降、株価が下落した。
 

出典:ザ・スター