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社会

2018年3月1日

シンガポール、南北線と東西線に跳ね上げ座席の車両、ラッシュアワーに対応

陸運庁(LTA)は2月28日、MRT(地下鉄・高架鉄道)南北線と東西線に投入する新型車両を公開した。跳ね上げ式座席を備えた車両で、乗客が多いラッシュ時は座席をたたみ、より多くの乗客を収容できるようにする。座席はロックされるため、乗客が勝手に動かすことはできない。

 

 跳ね上げ式座席は1車両当たり12あり、6両編成の場合、乗車できる客数は100人増え、現在より6%多い1,700人が乗車できる計算だ。

 

 線路から電気を集める、車体下部の設備には、車体からずれるなど異常が発生した場合、自動的に警報を発するシステムを組み入れた。問題が発生した場合、速やかな対処が可能になる。

 

 車体にはLTAのロゴをあしらった。車両など鉄道資産を国が所有する方式に移行したためだ。車両を製造したのは川崎重工と中国中車青島四方機車車両。

 

 納入された2両は下半期に運用開始の予定。トムソン/東海岸線にも同様の機能を備えた車両を投入する。

 

 LTAは第1世代の車両(66両)を今後数年のうちに退役させる計画で、後継車両の入札を4~6月期に実施する。納入は22年から。

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