2018年3月8日
世界長者番付、シンガポール1位はファー・イーストのン兄弟
米誌フォーブスは3月6日、2018年版の世界長者番付を発表した。国別でシンガポールの1位はロバート・ン、フィリップ・ンの兄弟で、保有資産額は108億ドル(単位は米ドル)(約1兆1,428億円)。不動産開発大手ファー・イースト・オーガニゼーションを経営している。
2位は塗料ビジネスで財を成したウテラム・ホールディングスのゴー・チェンリャン氏(資産額は81億ドル(約8,571億円))。日本ペイントと提携し塗料を生産してきた。日本ペイント株式39%を保有し配当を得ている。
3位は大華銀行(UOB)のウィー・チョーヤウ名誉会長(同66億ドル(約6,984億円))。ウィー氏は60年にわたりUOBを率いてきた。
4位はゲーム機周辺機器、レーザーのタン・ミンリャン最高経営責任者で、初のランク入り。香港での新規株式公開(IPO)では約554億円の資金を調達した。シンガポール国営投資会社のテマセクや長江実業の李嘉誠氏が出資した。
ホテル経営、高級住宅開発のポンティアック・ランドを所有するクウィー家と、半導体組み立て・検査の台湾系日月光集団(ASE)のジェーソン・チャン会長が5位タイ。
世界番付1位は、米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏(1,120億ドル(約11兆8,510億円))。1位を維持してきたマイクロソフト元会長のビル・ゲーツ氏は2位(900億ドル(約9兆5,231億円))。