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経済

2018年3月9日

シンガポール、証取の2月の売買高、13年5月以来の最高に

シンガポール取引所(SGX)の2月の売買高は1日平均17億Sドル(約1,387億円)と、前年同月比22%の増加で、2013年5月以来の最高だった。

 

 株式売買が取引の多くを占めた。ほかは、仕組みワラント、デイリー・レバレッジド証券(DLC)などだった。今年は2月に、取引が一般に低迷する陰暦の正月があったが、デリバティブ(金融派生商品)取引は活発だったという。

 

 2月全体の売買高は前年同月比16%増、前月比12%増の328億Sドル(約2兆6,444億円)。上場投資信託(ETF)の売買高は前年同月比44%増の3億4,400万Sドル(約277億円)だった。

 

 仕組みワラントとDLCの売買高は前月比45%増の21億Sドル(約1,693億円)だった。DLCは銀行が発行する仕組み金融商品で、FTSEストレーツ・タイムズ指数、ハンセン指数など裏付けとなる指数の変動にてこ(レバレッジ)をかけ売買する商品。3~5倍のレバレッジをかけることができ、取引利益(または損失)は通常の3~5倍になる。

 

 上場746社の時価総額は1兆1,000億Sドル(約88兆6,825億円)。新規株式公開(IPO)はなかった。起債は402億Sドル(約3兆2,409億円)相当あった。

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