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社会

2018年3月19日

シンガポール、運航遅延の「常習犯」に罰金、チャンギ空港新規則

頻繁に運航遅延を起こす航空会社に罰金を科す条項を盛り込んだ航空法が国会で承認の見通しだ。数カ月後に施行される。空港施設をより安全、かつ効率的に運営するためで、定刻より早い到着も罰金の対象となる。空港の円滑な運営に支障をきたすからだ。

 

 チャンギ国際空港の航空機離着陸回数は増加を続けており、昨年は前年比3.5%増の37万3,200回だった。

 

 現在、3本目の滑走を建設中だが、完成は2020年初頭の予定。シンガポール民間航空局(CAAS)によれば、離着陸能力は50%増加するが、それまでは2本の滑走路で対応しなければならない。

 

 英ロンドンのヒースロー空港では、時間どおりでない到着に対し罰金を導入している。航空機が定刻より早く、あるいは遅く到着すると、一定時間内に管理しなければならない航空機が増えるため航空管制官に圧力がかかる。

 

 格安航空エアアジアのシンガポール業務代表、ローガン・ベライサム氏は、どの空港も同程度の効率で運営されているわけではないので、遅れが不可避の場合もあるとコメントした。

 

 新法では、定時に外れた運航を故意に繰り返す航空会社が罰金を命じられる。

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